聞き分けのない患者
お爺ちゃんが来たんですけど、全然話が通じないので困りました。
そのおじいちゃんはコシが痛いって言って外来できたんですね。
それで一応、診察していろいろ検査して、先生が診断したんですけど。
脊柱管狭窄症という病気だったんです。
要は坐骨神経痛。
そのことを伝えたら、患者さん。
要はぎっくり腰か?
っていうんです。
いいえ違いますよ。
って言って先生がぎっくり腰について説明したんです。
それでも、わからない。
っていうか全然聞いてない。
脊柱管狭窄症は完全に治すには手術するのが一番確実で早いんです。
もちろん、しなくても治ります。
ものすごく時間はかかりますけど。
でも、その患者さんの場合にはお年なので、病気とうまく付き合ったほうがいいことを先生がえらい長い時間説明していました。
でも、全く通じず・・・・・
困ったおじいちゃんでした。